2012年3月16日金曜日

プリカジュールブローチ

看板犬/ペコ・ゴマと毎日散歩に出かけます。
覚王山はとても素敵な街で天気の良い日の散歩は最高です。

毎日ほぼ同じ道を通りますが、ある日通り道にある小学校のフェンスからはみ出ていた植物に目を奪われ、
ブローチができちゃうこともあります。


嬉しいインスピレーションです。



2012年3月12日月曜日

「里帰りした尾張七宝の名品」展

念願叶って、最終日の七宝の展示に行くことができました。


名古屋駅からバスで35分ほどの場所にある「あま市七宝焼アートヴィレッジ」
とっても奇麗な施設でした。


常設展では七宝の作業工程や道具、七宝焼きの技法の解説展示などがあり、
とても分かりやすく勉強になりました。

中でもドイツ人・ワグネル氏による釉薬改良後の
省胎七宝の奇麗なブルーの壷や銀胎七宝・銀張七宝の発色の美しさは、
技法の効果による良さと、七宝自体の魅力の両方が共存していて面白かったです。

企画展の作品も大味のものからとてつもない繊細な植線の作品、また、釉薬の色の合わせ方など、
見応えがありました。

企画展は終わってしまいましたが、常設展だけでも面白いと思います。
のんびりと休日に、訪ねてみてください。



2012年3月8日木曜日

REMODEL JEWELRY


ジュエリーの世界ではまだまだ聞き慣れない「リモデル」というフレーズ。

戦後、高度成長期を経て豊かな国となり、もので溢れる今の日本では、
両親から受け継いだジュエリー
大切な人の使っていた、または戴いたジュエリーなど
いろんなかたちで使われなくなったジュエリーがたくさんあると言われています。

そういったジュエリーをカウンセリングした後に一から作り替えをすることリモデルと呼びます。

ジュエリーって昔から変わらず高価なもので、そんなに頻繁に購入することって無いと思うんです。
その分自分の手元にやってくる時は、いろんなストーリがあるんです。
よくあるのは結婚。
記念日や遺品、贈り物、ご褒美。
人それぞれジュエリーの数だけ想い出があると思うんです。

こういうことを大切にふまえた上で私たちはオーダーメイドの分類でリモデルのお手伝いをさせて頂いています。

リモデルの例として一番多いのが、昔大流行した立て爪の婚約指輪。
あれだけ流行したにも関わらず、今では皆さん口を揃えて

「はめづらい。」

と言います。
婚約指輪なだけあって、立派なダイヤがついてるのでリモデルには最適ですね。
いろんなジュエリーに化けます。
リモデル初体験にはもってこいです。

世間ではリフォームと言われることが多いですが、実は別もの。

リフォームとは本来、既存のジュエリーに一手間加えることで、
例えば、ダイヤのついたブローチにチェーンを通すバチカンを付け加えペンダントとしても使えるようにしたり、
イヤリングの金具を付け替えピアスにしたり、
ペンダントにリングの土台をつけたり。。。。などなど、
石枠や装飾、といったデザインをそのまま生かした改作のことを指します。

リモデル?
リフォーム!

って方が多く、まだまだ浸透していないことも事実です。
でも意外と身近なことでもあるかもしれません。



2012年3月4日日曜日

鳥のブローチ

私がジュエリーの世界へ入ろうと決めたきっかけがこのブローチでした。


それは、私が思い描いていたジュエリーとは全然違うものだったからです。

宝石が主役ではなく、デザインが引き立つこのブローチは
首藤治の作り出すジュエリーの代表的な存在です。

1枚1枚ろう付けされた葉っぱにぷるぷるとぶら下がるルビーは、
木の実を表し、春を表現しています。

そして続く夏にはこのブローチ、


春には1羽だった鳥が、夏になると夫婦になって卵を育てている、
そういうストーリーを描いています。

これから秋、冬、と続いていく予定です。

このブローチたちが含まれるPICTURE SERIES(絵画シリーズ)は、
お気に入りの絵を身に付けて外へ出かけようというテーマで、
このブローチも絵画の一部分を切り取ったイメージなんです。

ジュエリーも身に着けるだけではなく、
飾って見て楽しむ絵画や彫刻のような存在であっても良いと思うんです。