私がジュエリーの世界へ入ろうと決めたきっかけがこのブローチでした。
それは、私が思い描いていたジュエリーとは全然違うものだったからです。
宝石が主役ではなく、デザインが引き立つこのブローチは
首藤治の作り出すジュエリーの代表的な存在です。
1枚1枚ろう付けされた葉っぱにぷるぷるとぶら下がるルビーは、
木の実を表し、春を表現しています。
そして続く夏にはこのブローチ、
春には1羽だった鳥が、夏になると夫婦になって卵を育てている、
そういうストーリーを描いています。
これから秋、冬、と続いていく予定です。
このブローチたちが含まれるPICTURE SERIES(絵画シリーズ)は、
お気に入りの絵を身に付けて外へ出かけようというテーマで、
このブローチも絵画の一部分を切り取ったイメージなんです。
ジュエリーも身に着けるだけではなく、
飾って見て楽しむ絵画や彫刻のような存在であっても良いと思うんです。
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